ここ数週間、レストランはずっと暇です. 店の売り上げも、もちろん低迷、よって私の収入もかなりダウンしました. この商売、当たれば大儲けですが、当たらなければすぐに困窮します. 危うい商売です.
オーナーが、オ夫人に買う予定のルイ・ヴィトンのバッグの写真を見せてくれました. いえ、別にお願いしたわけではありません、本人の携帯にセイブしている写真を、勝手に、「これを妻に買おうと思っている」とニヤニヤしながら、見せに来たのです. バッグのお値段50万円! それをカナダで買うとレートの関係で(現在ドル高)30%オフになるそうで、知人に頼んで買ってもらうんだそう.... すごい~、この人たちお金があるんだ!?
真偽を確かめたくて、その事をオ夫人に聞いてみると..... 50万のものではなく、20~30万ぐらいのバッグだと返答. それでも庶民にとってはすごく高いですけどね. でも~、この高級品ブランドバッグを、一体いつ使うんでしょうね? レストランと私生活が一体化しているような生活だし、年に一度のバケーションだって、中身は驚くほど質素なのは、想像に難くありません. 余計なお世話だと思うけど、そう聞かざるを得ません.
オーナーは(オ妹もまさに)、等身大の自分より大きく見せたがる人種です. オ夫人はそれよりもう少し堅実のようですけど. その後、レストランが急に暇になったので、オ夫人はあの高級バッグを、今はあきらめる言ってきました. オーナーもアレっきりルイ・ヴィトンのルの字も言いません.
これは店が暇になって一週間後のことです. えっ、こんな短い間にあっさり予定変更するの?って、誰でも首を傾げますよね? どういう予算の見積もりを立てたのか知りませんが、大騒ぎしたわりにはこんなにあっさり没...
等身大より、大きく自分を見せたがる人って、イタイタしいほど、自分を他人に認めてもらいたいのですね. 聞いてもいないのに、家族の、しかもインローまで巻き込んで、したがるのです.
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