証言人

Posted by tomoshiggy2 on 08.2013 日々のこと 0 comments 0 trackback
マックニール被告について、昨日でしたか、留置所で自殺を試み、それが未遂に終ったというニュースが入ってきました. 被告人への正式な判決は、来年の1月?に言い渡されるようです.


裁判では、様々な人々が証言台に立ったのですが、その中でも、衝撃的だったのは、被告人の養女(事件当時6歳)に対しての、参考人インタビューのテープが法廷で流れた時です. そのインタビュー当時、彼女がいくつだったかは、聞き漏らしてしまいましたが、たぶん、10歳未満だと思います.  


インタビューが始まる前に、係りの女性から、「これからする質問に対して、正直に答えてね. 分らない、覚えていない、(それは)話したくないでもOKよ」と言われます. 係りの女性は、女の子をリラックスさせようと、最初は、学校のこと、友達のこと、誕生日のプレゼントで一番嬉しかったこと、とか、事件とは関係のない事から質問を始めました.


しかし、質問が、以前住んでいた家(事件があった家)のこと、当時の家族の事になると、女の子の口が、とたんに重くなり、「(それは)話したくない」と答えます. 女の子は、父親と供に、事件の第一発見者で、母親の、その日の様子とか、どんな風にバスタブに倒れていたかの証言は、重要なので、インタビュアーの方も、かなり慎重に、質問をしていたのですが、女の子は、質問の核心には、答えてくれませんでした. 


女の子は、母親については、よく話すのですが、父親(被告人)について訊ねると、黙ってしまいます. 「お父さんってどんな人?」とか、「お父さんとお母さんは仲が良かったの?それとも喧嘩ばかりしていたの?」とか、質問されると、「(それは)話したくない」とか、「分らない」を、繰り返すのです. あなたのお父さんは(外見的に)どんな人? 一番楽しかったこと、お父さんとの思い出いでは何?とか聞かれて、答えられないというのは、子供だけに、かなり痛々しいです. これで、当時の被告人と娘との関係、また家族関係、また、女の子が、心の底で、深く傷ついている感じがよく伝わってきました. これは非常に、パワフルなメッセージでした.


そして、この証言も衝撃的でした. 


被告人は、(妻殺害疑惑)事件から、2年後に、別件で逮捕され、刑務所に入ってます. その時に、被告人と同じ刑務所にいて、同じく服役中だった、男性Aの証言です. Aは、被告人は「妻と離婚したいが、そうすると、家も子供達も、妻に取られる. 妻を殺すために、妻に危険な薬を飲ませた. 妻の死因は誰も立証できない」などと、述べていた、と証言してます. 被告人は、狡猾で、悪知恵が働き、用意周到な感じを受けますが、詰めが甘いというか、いろんな場面で、ボロを出してます. 


被告人のかつての愛人も、証言台に立ちました. 愛人だった当時の面影は(写真で見る限り)、現在の姿とは、かなり違うのだけど、こうやって、堂々?と、時には、微笑みながら、証言台に立つのは、精神的にタフでなければ出来ない気がします. 彼女の証言は、理路整然としていて、常識的な道徳心もあるような印象を受けます、が、しかし.......


被告人の妻の葬儀にも参加し、妻が死んでから、一週間後に、被告人に、ナニーとして雇われ、被告人の家族と供に暮らしたり、被告人と共謀して、他人のIDを盗んで、他人になりすまそうとしたり(これで二人は逮捕されたのです)するなど、やはり、良識が欠如している感じです.




これまで、様ざまの人々が証言台に立ちましたが、検察側と弁護側の、二つの対照的なアプローチで、人間がいかに思い込みで生きているか、人間の記憶がいかに曖昧であるか、同じ場面に遭遇しても、人によって印象がいかに変わるか、などが、鮮明に映し出された気がします. 殺害された妻の、その当時の服の色でさえ、証人によって違うのです. 


さて、最終判決はいかに........ 


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米国中西部の小さな町に住むアラフィフの日常. 山あり谷あり迷路のような旅の終着地はどんなところ.......

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